あなたの猫は熱になっているかどうかを確認する方法

■ どんな症状が見られるの
腎不全は原因により 急性と慢性 に分けられます。急性腎不全 の場合、年齢や性別、動物種に無関係に現れます。家庭で初めに気づく症状は恐らく嘔吐でしょう。同時に元気や食欲もなくなり、下痢を伴うこともあります。尿は少なくなるか、全くでなくなる事もあります。

胃腸の病気だろうと様子を見ているうちに、急にぐったりとしてあわてて病院に行くケースも多くあります。吐く回数が少なくても衰弱が進行している場合は早めに受診しましょう。慢性腎不全 は、若齢では先天的な問題をかかえていた場合に多く、その他では、慢性疾患を持っている動物や老齢の動物に多く見られます。

初めに現れる症状は多飲多尿です。たくさん水を飲んでビックリするくらい大量の尿がでます。眠っている時間が長くなり、毛のつやが悪く痩せてきます。徐々に食欲が低下して元気がなくなり、貧血が進むと歩くときにフラつく様になります。嘔吐を繰り返し、下痢をすることもあります。尿毒症を起こすと口臭が強くなり、口腔に潰瘍ができることがあります。

馬は何を量るん。

■ 検査と治療
腎臓病が疑われたら、いろいろな検査が必要になります。血液検査･尿検査･レントゲンやエコーによる検査が一般的ですが、病状や病因によってはさらに詳しい検査をすることがあります。治療の多くは入院をして集中的に行われます。なぜなら腎臓病の場合、飼い主さんが早期に気づいて来院することが極めて少ないからです。尿毒症を起こし、大変危険な状態で運ばれてくることも珍しくありません。

比較的病状が軽かったり、治療後快方に向かった場合でも、家庭での食事管理は大変重要です。腎臓の機能に負担をかけない様に作られた処方食を与えることが簡単で安全です。その他には獣医師に指示された食事以外のものを与えることがない様に気をつけてください。

治療には長い時間を要します� �入退院を繰り返したり、長期間薬を与えつづけたり、厳しい食事管理を強いられたり、定期的な検査が欠かせなかったりで、飼い主さんにとっても動物にとっても，大変な戦いとなる病気のひとつかもしれません。主治医と相談しながら、より良い方法を見つけていきましょう。

動物の高齢化に伴い、慢性腎不全が増加しています。年を重ねた動物は健康に見えるうちから、定期的な検診と正しい食事管理を励行したいものです。どんな病気についても同じですが、元気なときの動物の容姿を日頃から良く見て知っておくことが、病気の早期発見にとても役立ちます。なかなか難しいことですが、『 いつもと違う・何か違う 』 ことに早く気づくことが大切なのです。