犬・猫を飼う前に考えていただきたいこと : 堺市ホームページ
毎年、たくさんの犬・猫が飼い主から「もう飼えない」と飼育放棄され、堺市動物指導センターに引き取られています。このうち、譲渡できない犬・猫が致死処分となっています。
参考:飼い主からの犬・猫の引取数(堺市)
年度 | 飼い犬引取数 | 飼い猫引取数 |
---|---|---|
18年度 | 136 | 216 |
19年度 | 150 | 379 |
20年度 | 210 | 168 |
21年度 | 117 | 196 |
22年度 | 132 | 155 |
(平成22年度センター業務概要より抜粋)
犬・猫を飼育放棄しないために
犬や猫が飼育放棄される主な理由は次のようなものです。
私はVirutalのペットを持つことができる場所
- 飼い主が高齢になったり、死亡したりして、世話ができなくなった(そうなったときの次の飼い主を予め決めていなかった)。
- 引越しで飼えなくなった。経済上の理由で、ペット可の物件は借りることはできない。
- 病気や怪我の治療費の問題。
- 外で飼っていたら子猫が産まれ、全部を飼えない。
- 家族に動物を原因とするアレルギー症状が出た。
- 犬の性格が荒く、飼う気を無くした。または、近隣から苦情(鳴声、悪臭など)が寄せられて、動物を手放すよう言われた。
- 子どもが世話をする前提で動物を飼ったのに、子どもが世話をしなくなった。
犬・猫を手放す事情は様々ですが、最期まで責任を持って飼うという、飼い主として当たり前の責任を果たせなかった結果、多くの尊い命が奪われています。
飼い主が動物を飼う前によく考えてさえいれば、その命を奪うことが防げたかもしれません。
動物を飼うことは、決して楽しいことばかりではありません。
飼い始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しても、一度飼い始めた命は、もう簡単に捨てたり手放したりすることはできません。
動物を飼うということは、同時に飼い主としての責任が伴うことでもあります。飼い始める前に、以下のことを必ず家族全員でよく確認してください。
猫はよりよいウ·タント犬ですか?
飼う前に考える10のポイント
(環境省パンフレット『飼う前に考えて!』より一部抜粋、編集)
1.あなたの住まいは動物を飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか?
集合住宅の場合は、動物飼育が禁じられていることがあります。必ず賃貸契約書や管理規約を確認してください。定められている規則に反して隠れて飼うことはやめてください。また、将来に転居や転勤の予定があるなら慎重な判断が必要です。
2.あなたの飼いたい動物は、あなたのライフスタイルに合っていますか?
動物は、種類や品種によって、その生態や必要な世話が大きく異なってきます。
見た目やイメージに惑わされることなく、その動物の種類・品種の特性をよく勉強し理解して、自分のライフスタイルと目的に合っているか、冷静に判断してください。
3.あなたの家族は全員動物を飼うことに賛成していますか?
動物を飼うには、家族のメンバー全員が動物が好きで、飼うことに同意している必要があります。
4.家族に動物に対するアレルギーを持っている人はいませんか?
家族にアレルギー体質の人がいる場合は、飼う前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。
イヌダニ麻痺
5.毎日欠かさず世話と時間に手間をかけられますか?
犬の世話は給餌、排泄物の掃除、散歩、健康管理などを毎日行う必要があり、世話は一日たりとも休むことはできません。子どもが世話するから飼いたいと言っている場合、子どもの進学、就職、転居などで、結局は親が世話をすることになるケースが多々ありますから、そのことも熟慮する必要があります。
癒しやかわいさなど動物から得られるものばかり期待して、世話は面倒だと思うなら、ペットを飼い始めるべきではありません。
6.あなたの体力で世話ができるペットですか?
動物が幼い時は小さく可愛くても、大人になると思っていたより力強く、大きくなることがあります。また、思っていたより長生きすることもあります。飼い主である自分たちが歳を重ね、動物も年老いた時の世話や介護のことも考えて、種類や大きさを選んでください。
7.近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?
特に、鳴き声、臭い、糞の放置、放し飼いは、近隣トラブルの元となっています。近隣に迷惑をかけないように配慮した飼い方をしなくてはなりません。
8.ペットの一生にかかる費用を考えてみましたか?
動物は、購入費用の他に、多大な費用がかかります。
病気や怪我の治療費、食費、更に犬の場合は登録、狂犬病予防注射等の費用がかかります。(特に治療費については、ペット用の保険に入っていなければ、一回の通院で数千〜数万円かかることがほとんどです。)
9.生涯にわたる計画をたててみましたか?
犬や猫は10数年生きます。飼い始めた動物が10年経って、介護が必要になり始めるころには、同じように飼い主も10歳年をとっています。長い年月の間、飼い主さんの生活も変わる転機があるはずです。変わらず愛情を持って飼えるでしょうか。将来、明らかに飼えなくなるのがわかっているのに飼うのは軽率です。
10.万一、飼えなくなったときのことを考えていますか?
飼い主の突然の入院・死亡などの不幸なアクシデントも、将来絶対に起こらないとは言い切れません。万が一、不幸にもそのような事が起きてしまったときのことを考えておいてください。その時に動物が路頭に迷うことのないように、しっかりしつけをしておき、代わりに飼ってくれる人を予め見つけておくなど、万一のとき、あなただけを頼りとして生きている命をいかに守ってやるかも考えておくべきことといえるでしょう。
問い合わせ
動物指導センター
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