動物相談室 - ウサギとモルモットの同居
【Q】質問者:「おもち」さん(関東)
いつもお世話になっております。
我が家にはモルモットが3匹います。来月から住む場所がなくなってしまう、うさぎ(ネザーランドドワーフ)を我が家で引き取ろうかと悩んでます。まだ、生後半年もたたない仔です。体重948g。
今すぐにでも引き取ってあげたいのですが、飼育書を読むとモルモットと一緒に飼ってはいけないとあります。菌がうつるとか…もちろんケージは別のものを用意する予定です。ただ部屋は一緒になってしまうので…ネットとかで調べてみても、同居は勧めないとゆう記事が多いいです。
なぜ母犬は彼女の所有者を憎むのですか?
でも、ふれあい広場とかでは一緒に暮らしてるうさぎとモルモットをみたことがあります。一緒に飼育してらっしゃる飼い主さんも多いいような気がします…菌がうつるうつらないは確率の問題なのでしょうか?
あと、そのうさぎは先天的な不正咬合(軽度)と足の疾患(足が外側にはみ出してしまう。軽度)があります。不正咬合の方は定期的にカットしてもらう予定なのですが、足の方はどうしていいのか…進行性のものなのでしょうか?今はまだ手元にうさぎさんがいなくて病院は連れて行けないので、アドバイスお願いします!
続き
【A】回答者:町田獣医(動物病院係)
おもちさん、こんにちは。
どのように珍しいウサギに
モルモットとウサギの同居についてですね。ウサギからモルモットにうつる可能性のある病気の中で、ボルデテラ属という種類の菌による呼吸器感染症があります。その菌はほとんどのウサギが保菌しており、ウサギには無症状のことが多いのですが、モルモットに感染すると重篤化してしまう場合があります。このことから、ウサギとモルモットの同居はすすめないとすることが多いようです。感染するかしないかは、その個体の健康状態や状況にもよりますし、一概には言えませんが、モルモットさんのことを考えると、あまりよくないのかもしれませんね。近くで同居させるのであれば、モルモットさんたちの日々の健康状態をよくチェックしてあげる必要があると思います。
どのように猫のようにニャー
また、ウサギさんの先天的な疾患についてですが、足の疾患はおそらく「開張肢」といわれる疾患のことでしょうか。開張肢は多くは遺伝性の股関節の脱臼(または亜脱臼)や神経障害による肢の疾患で、1肢または複数の肢が外側に開いてしまうものです。現在のところ、有効な治療法はないとされており、一生うまく付き合っていかなくてはならない病気です。程度にもよりますが、中にはテーピング固定などで症状の緩和がみられる例もあるようですので、動物病院の獣医さんに診察していただき、今後のケア等についてもご相談されることをおすすめ致します。
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